ITmedia LifeStyle - 情報過多が作り出す「Level1飛空挺」症候群
『かれこれ5~6年、NHKスタッフの研修を通じて、新しく社会人になる人を見てきているが、どうもある点で非常に情報過多な部分があるかと思えば、あまりにも無防備に何も知らずに入ってくるようなところがあり、情報のバランスが悪さが年々拡大しているように感じている。
(中略)
こういう現象を称して、筆者は「Level1飛空挺症候群」と名付けたい。元々この現象を定義した友人は「Level1ラーミア症候群」と名付けたが、今の旬を考えて改名した。使用される場合は、どちらでもゴロのいいほうを採用されて構わない。
FINAL FANTASYの世界では、最初から移動の自由を厳しく制限される。そしていろんな冒険をしながら苦労して苦労して情報を集め、条件をクリアして、飛空挺を手に入れるのだ。
飛空挺に乗れば、敵に遭遇せずにどこにでもいける。そしてどこにでも降りられる。ある意味ラスボスの待つダンジョンの入り口にも着地することができる。飛空挺を手に入れることは、その世界を席巻することに近い。
だが今、新しく社会人になるという世代の人は、どうもLevel1の段階からすでに飛空挺に乗っているような気がする。つまりどこにでも行けて、どこにでも降りられる自由を情報として手にしていながら、どこにも降りられない。降りれば自分のレベルでは一撃でヤられることを、知識として知っているからである。
一度も地上に降りたことはないが、世界を全部知っているというのは、ゲームをクリアしたかのような感覚になりがちだ。だがゲームは自己体感的であるもので、読み物とは違う。
そして現実社会では働かせなければしょうがないので、無理矢理地上に降ろして戦わせてみると、武器の装備から防具の種類、バトルシステムといった具体的なことは、何一つ知らないことに驚く』
なるほどそうですね^^
新人といわず、自分についても時間を作って反省してみる必要がありそう。
『結局のところ、どうしてこういう人材が育成されてくるかというと、やはり「調べ物文化」が崩壊してしまったことに要因があるのではないかという気がする。現在調べ物をするときのトップはやはりWEBだろうと思うが、もしそれが使えなかったら、あるいはそれで探せなかったら、となった時の次の手がない世の中になってしまっている。
社会のおおざっぱな仕組みであったり、職種固有の旨味であったりといった情報は、それだけWEBから情報が取得しやすく、また友人からも仕入れやすい。そして元々情報ソースは1つかもしれないが、自分へのインプットは多方面からなされているため、普遍的な事実であると受け止める。WEBも人の噂も、情報が一次ソースではないというでは、大差ないのである。
(中略)
人に聞くというのは、ある意味究極のインタフェースだ。自分が何がわからないかも適当な説明で済まし、あとはあんたが考えて、というわけである。ある意味、医者にかかるということと似ているかもしれない。症状を訴えて、どこが悪くてどうすれば直るかを人に判断して貰う』
これは自分もホントに訴えたいところだね。
本筋とは少しずれるんだけど、PCの不具合解決について、日頃お世話になってたりよく話しかけてくれたり、そう言う人がサポートを求めてくる分に「お礼代わり」として問題解決の面倒を見るのは構わないんだけど、中には「楽しい会話は(自分以外の)日頃仲のいい人とだけ、メッセでも挨拶も声かけも一切なし、なのにちょっとPCがおかしくなったら躊躇なく『おしえて~w』」なんて人もいて、嫌気がさすことが多い。
まぁしばらく前からそーいう人には一切教えてあげないことに決めてるからいいけどw
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他人の不幸は蜜の味 - 頭の良い人、悪い人。
M女史の遺したもの
最低山極悪寺 - 法伝の言いたい放題 - 教えて君
脱!教えて君同盟
自分も仕事柄聞かれることが多いのでですが、友達ならまだしも、友達の友達とかに聞かれてるときはうんざりしますね。
会社でも人のサポートをして(今は違うけど)、オフでも人のサポートかい!(しかも無料ww)
それといえるのがまず自分で調べない。ちょっとググるだけじゃないですか?正直そんな人に教えてもねぇって気がします。
調べない=興味ない=教えても無駄
と思ってますよ。ハイ。