西田宗千佳のRandomTracking -
すべては「画質と音質」のために -松下の「ミスターBD」が語るフォーマット開発秘話
『-映画ファンとしては、リージョンが北米と同じになったことが、この上もなくうれしいのですが……
小塚:FOXとさんざんやりあった部分です。でも、こだわって「絶対折れない」と主張して実現しました。「これができないんだったらもうやめちゃう」というくらい。
DVDの時には、明らかに国際版とアメリカ版とでは画質が違う、というものがありました。しかしブルーレイでは、基本的にみんなアメリカで作っていますから、画質が違う、ということはなくなりますね。日本の消費者にとってはうれしいことです。実ははじめ、東アジアでは日本だけリージョンが違ったんですよ。韓国はリージョン1なのに。だからさんざんケンカしました(笑)』
最近はBDとかの動向チェックしてなかったんだけど、こんなことになってたんだね、
リージョンが北米と同じは嬉しいかも^^
『-これからBDフォーマットの策定に関し、やっていかなくてはいけないことは?
小塚:インタラクティビティですね。特に、アメリカではブロードバンドがまだ普及していない。そこで、パソコンでなく家電で楽しめるようなものを提案したい、という意識はあります。
BDには、バーチャルパッケージという考え方があるんです。いつも買った時と同じコンテンツしか観れない、というのはつまらないじゃないですか。3カ月後に再度再生したら、新しいトレイラーがダウンロードされて観られる、というような変化があれば楽しくなる。
字幕にしてもそうですね。米国では、日本語や中国語の字幕を必要とする人はそういないでしょう。だから、ディスク内には英語とフランス語、スペイン語くらいしか入っていないかもしれません。しかし日本人が観る時には、ネットから日本語字幕をダウンロードし、それで観られるようになれば便利ですよね。フォーマット上ではこういったことが可能になっているのですが、現在はまだできていません。ですから、ぜひ今後実現させたいと考えています』
こんなことができるのか、これも嬉しいね!
字幕の追加じゃなくって差し替えってできるのかなぁ、そこ知りたい。
日本語訳なんかは訳者のセンスによるから、作品によっては最悪な翻訳されてることがあるし、あと自分はアメリカドラマの「フレンズ」が大好きなんだけど、あれの英語字幕って喋ってる言葉と一致しないんだよね。。。DVD見ながらちゃんと字幕入れろよって怒ってたり^^;
これが例えば自分で差し替えできたり有志の人たちの翻訳で観られるようになったら楽しさも広がるような。