GIGAZINE - 9.11に関する陰謀を描いた超大作ムービー「LOOSE CHANGE 2ND EDITION」
『いわく、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件はアメリカ政府による自作自演であり、キューバに対して派兵する口実を作るために立案された自作自演テロによる謀略計画「ノースウッド作戦」の焼き直しであって、9.11事件は中東に派兵することによって軍備の再編を急激に進めるため、あるいは戦争によって利益を得るために無理矢理作り出された陰謀だった、というもの。ちゃんと日本語のナレーションが付いてます。
何というか、今までのあらゆる9.11関連の陰謀論の証拠とされるものを寄せ集めて構成されており、冒頭の8分間程度までは圧巻です。冒頭のナレーションも不気味な感じがして陰謀の展開を予感させてくれます』
最初の8分だけ観てみた。
確かにこういう流れで見せつけられると かなり思考が誘導されちゃうね。
9.11の件についてはこの手の情報がかなり流れてるから特に驚くこともなかったんだけど、やっぱその真偽については謎のまま。判断つかないね。
まぁその部分については判断つかなくて当たり前というか、ここで語られてる1つ1つの事項が事実かどうかを確認する手段もない、というか多すぎて とてもじゃないけど確認しきれない。
専門家でもない自分がこの問題について考え続けても仕方のないことだけど、この手の情報に接する時にいつも注意するのは、「プロの詐欺師は99の事実に1つの嘘を混ぜる」ということ。
99の事実で相手を信用させて、1つの嘘で騙すんだな。
騙され方としては、完全に信じ切っちゃうパターンもあれば、「疑わしいんだけど、今までの事を考えると嘘な筈がない」という信じ方だったり、「嘘だと分かってるんだけど、付き合いで」だったり。何れにしても詐欺師の意図通りなのには違いない。
またいつものように話がずれちゃったけど、だから自分は今回のムービーとかも含めて、間接的に入手した情報には「分からない」っていうグレーマークをつけて記憶しておく。この手の二次情報に対して「正しい」「違う」って確定マークをつけることは滅多にない。
やっぱ白黒つけたいものだけどね^^
****
ちなみに6分頃以降のナレーションで出てくる「プットオプション」ってのは、株とかを一定の価格で売る権利のこと。
この権利を買っておけば、対象の株が権利価格を下回った時に利益が出る(高く売って安い時価で買い戻せば差額が儲かる)。
逆はコールオプションで、権利価格を上回った場合に利益が出る(安く買って高い時価で売る)。
こういう「先物オプション」ってのは、本来は相場の変動が激しい商品の売買リスクを回避するために買うもの。
例えば小麦を加工原料として仕入れている企業が気候変動とかの分析結果から「この先数ヶ月で小麦価格が値上がりする」と判断した場合に、「期限○月○日まで、△トンの小麦を×円で買う権利(コールオプション; 有料)」ってのを買っておくと、急激な値上がりがあっても安心して小麦を買えるわけだな。
で、その期限を過ぎても小麦相場価格が権利価格を上回らなければ、権利は行使せずに捨てて安い時価で小麦を買えばいい。買った権利の代金分だけは損するけどね。
そんな感じ。
でも、投機的にその権利自体の売買をしてる人も多くて(権利価格も期限までの残り期間や実情に沿って変動する)、多分株取引とか知らない人だと「先物取引」って言葉で良いイメージを持ってる人の方が少ないかと。
実際、投機向けオプション商品って確実に証券会社側が儲かるような計算式や方式があって、それに沿って商品設計されてるから、安易に手を出すと痛い目に遭いますよーだ。 by 経験者