さっきのエントリー(薄型テレビ購入ガイド 2007夏)の「その2」の「最新キーワード」から「x.v.Color」を調べてて見つけたサイトをメモ。
■Miyazaki's Technique - 色変換
RGBとCMYって補色関係にあったんだね!
よくよくCMYの意味を考えてれば普通に気づけることなのに、今まで気づかなかったw
で、そのCMYのC。
これ、cyan(シアン、シアンブルー)のCなんだけど、たしかシアンってあのシアンだよね?と。
シアン化水素とかシアン化カリウム。
もうちょっと分かりやすく書くと、青酸(ガス)とか青酸カリ。
高校生の頃一番好きだった化学の授業で、雑談として教わった。
昔はよく推理ドラマで耳にした「青酸カリ」って、それ自体に毒性があるわけではなくて、飲んで胃に到達した時点で加水分解されて青酸ガスが発生する(カリウムが取れて水素がくっつく)。それが猛毒なんだな。
ここからは改めて昨日調べたこと。
■Wikipedia - シアン化水素
毒性
シアン化水素は殺虫剤のほか、化学兵器(毒ガス)として使用された様に、動物にとって致死性の毒物である。 その毒性の発揮は、シトクロムをはじめとする生体内のヘム鉄の Fe3+ に配位し、細胞内呼吸を阻害することによる。
すなわちヒトなどの脊椎動物がこの物質を摂取すると、シアンがヘモグロビンを封鎖する。さらには細菌以上の動物ミトコンドリアのシトクロム酸化酵素複合体(COX)とも結合・封鎖し、電子伝達系を阻害することでATP生産量を低下させる。 この点で植物ミトコンドリアはシアン耐性経路(Alternative Oxidase:AOX酵素)を備えるため耐性を持つ
なるほど、酸素を吸ってもヘモグロビンがその酸素を取り込めなくなって呼吸障害となるわけですな。
厳しい毒だ。。。
■青梅を食べると死ぬ?
ウメなどバラ科植物の果実には、青酸配糖体であるアミグダリンやプルナシンが含まれている。未熟な種子に含まれるエムルシン、または動物の腸内細菌の持つβ-グルコシダーゼといった酵素により、糖とアルデヒドとシアンに加水分解される。胃酸や胃の消化酵素によるものではなく、誤摂取による中毒の危険は、大量の種子をかみ砕いた場合などに限られる(アンズの種子20–40個による重症例がある一方、幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされる)。
杏仁豆腐に使用されるアンズの種子は、熟してエムルシン濃度が低下したものを粉に挽き、水に晒してアミグダリンを除去するなどの工程を経ている。また、大部分の市販品は別材料(アーモンド粉と寒天等)を使用している
ぐは、こんなことしらんかった。
Wikipediaは勉強になりますなぁ^^
ついでにもいっちょリンク。
■「ミステリーを科学したら」劇毒物考察
『さて、本題に入ります。「青酸カリは毒薬の代表格であるが、これがどうやって人を殺すかについては、専門の推理作家を含め、案外正確な認識がされていない。青酸化合物が嚥下によって劇薬となるメカニズムは、これが胃中に入ると、胃液の酸性にあって瞬間的に加水分解が行われ、青酸ガスが発生し、血中に入るから呼吸中毒となるためである。」
こういうことが作家の間で次第に忘れられ、劇薬であるから、とにかく体内に送り込めばその人物を殺すだろうという記憶違いが往々にして起きるようになりました。
しかし、青酸カリ溶液を皮下または筋注しても、血液は弱アルカリ性なので加水分解が行われず、したがって青酸ガスも発生せず、腐食性があるので激痛があるのみで死には至らないということになります』
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■ITmedia +D LifeStyle - 「x.v.Color」って何が違うの? ソニーに聞く