本田雅一の「週刊モバイル通信」 - MicrosoftとIntelは次世代光ディスク情勢を静観すべき
『前回のコラムで“PC業界は~”と書いたが、これは適切なタイトルでは無かった。ここでは“MicrosoftとIntelは~”と書くべきだったろう。
光ディスクに関連した製品を持たない企業、それもテクノロジに対して中立性が求められる立場の企業が、今の段階で横やりを入れるべき事ではない、というのが趣旨だった。
しかし、その後のビル・ゲイツ氏の発言、あるいはMicrosoftの水面下での動きを見ている限り、是が非でも自社技術で固めたHD DVDを擁立したいようだ。Hewlett-Packard (HP)は日本時間の20日朝、Blu-ray Discに2つの技術要素を採用すべきとのニュースリリースを発行したが、BDアソシエーション総会における現場の声を聞く限り、MicrosoftはBDA総会のタイミングをターゲットに、相当な揺さぶりを業界にかけてきたようだ』
こういうのを見ると、「あ~あやっぱりマイクロソフトって・・・」って思っちゃう。Xbox360を含めた戦略の練り込み不足なだけなのに、トップがしゃしゃり出てきて安易な威嚇。。。
これを読むまでは、MSがHD陣営を推してたことについて「フォーマットが一つになれば(早期に片方が勝って決着がついてくれれば)消費者にとってはメリット」ってな感じで安易に考えてたんだけど、この機に少し頭を使って考え直してみて、やっぱり何だかなぁって気持ちになった。これじゃBD陣営も感情として余計反発するだろうし、PC業界にとってもコンテンツ業界にとっても良くない。
この問題以外のマイクロソフトを偏見抜きで見ると、最近は頑張ってる部分もいくつか見つけられるんだけどね。。。むぅぅ。
で、よくよく考えたら自分は取り敢えずPS3だけは買っておく予定。必然的にまず最初に手にするはずのBDフォーマット再生機で見られるコンテンツを揃え始めるだろうし、そのPS3を買うって時点で自分は意図せずBD陣営に取り込まれちゃってるんだよな。BDで映画とかコンテンツを買い揃えてるのに一部のHD専用コンテンツのためにHD再生機を買うはずがない。。。
最終的には例えば家電(コンテンツ/レコーダ)系とPC(データ記録)系みたいにBDとHDの棲み分けができたりするのかもしれないけど、消費者の立場で考えると、異なるフォーマットでコンテンツをバラバラに買い集めていくって状況は考えにくい。心理としてBDならBDだけで統一して揃えたいって考えるんじゃないかなぁ。で、普通は集めたコンテンツに合わせてPCのドライブも買うだろうし。
もしかしてまたマルチフォーマット対応ドライブが出てくるんだろうか?
としても、CD/DVD/BD/HD、、、対応するほうも大変だね><