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キモヲタ考

投稿者:barukichi
投稿日時:2005-11-17 - 01:09:19
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ITmedia LifeStyle - キモオタの発祥に見るコンテンツ社会の臨界点

『現代のオタクは、大半が社会に対して無害である。あるいは突き抜けたオタクの場合でも、脱社会的であるがゆえに、一般社会と接点がなければ無害と言える。

それならばキモオタは、なぜキモいのか。簡単に言うならば、社会との接点があり、その基準から外れた言動をするからである。もう一歩踏み込んで考えてみれば、キモオタの特徴的な行動とは、偶像と実像のメディアチェンジが行なわれたことに気がつかない状態であると言えるかもしれない。

 例えばある声優がいたとしよう。自分の部屋でその人をいくら応援しようが、キャラの抱き枕で身モダエしようが、本人の勝手である。マスメディアに乗って部屋までやってくる声優という存在には、実体がない。そんな中においては、自分自身の存在もまた、実体を失っていく。

 だがイベントなどで実際に声優が現われたときにも、部屋と同じ反応を返してしまうと問題がある。通常であれば、いつも見慣れている虚像が実体化した状態において、自分自身も実在の人間であることを意識しなければならない。すなわちイベント会場という公共の場において、自分と同じく生身の人間がたくさんひしめき合うからには、お互いが快適でいられるような配慮が必要なのである。

 だが目の前の対象物が、マスメディアに乗った偶像から実像にチェンジしても、自分のほうが実像化できないのである。実体がなく精神的な存在であるならば、トランス状態に移行するのはたやすい。その状態が、実体のある冷静な視点からは、キモいのである

キモオタが発症する条件としては、マスメディアという存在が、凸レンズのように個人を拡大してしまうという要因が大きい。声優の例は極端だから自分には関係ない、と多くの人が思うかもしれないが、実はこのような問題は、過去頻繁に起こっているのである。

 例えばタレントがロケで街に出ると、まるで知り合いのように話しかけてくるオバチャンが必ずと言っていいほど存在する。これなども、普段テレビで見ている虚像が目の前で実体化したときに、自分の方がメディアチェンジができていない例であろう


『例えば社員が20~30人ぐらいの企業があったとする。そこには社長以下専務、部長、課長、係長、主任といった役職があることだろう。例え平社員と社長の席が物理的に5メートルしか離れてなくても、いきなり平社員が社長に直談判しにいったら、「お前バカか?」ということになる。意見を通すには、それなりの筋道を通ってウエに上げていかなければならないというのが、社会の決まりなのである。

 だがインターネットでは、相手の情報を捕捉できる限り、誰にでもいきなりダイレクトに意見を投げることができる。その利便性がプラスに機能しているうちは有効なツールなのだが、「公」に対して「私」のままで投げつけたり、実像に対して虚像で投げつけたりすると、マイナスとなる。

 直にアクセスできる手段があるからといって、それを実際にやってしまうのと、オフィシャルな連絡手段を介してアポイントを取って接近していくのとでは、その行動の社会性は大きく違うのである』


なるほどなるほど、とても分かりやすい :D
すばらしい。

てか引用しすぎたかな><

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