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新日本石油、世界初の灯油を燃料とする家庭向け燃料電池システム『ENEOS ECOBOY』を発表
――CO2排出量を30~40%削減
『ECOBOYは新日本石油と荏原バラード(株)の共同開発により開発された燃料電池システムである。水素の供給源として、家庭向けでは初の灯油を使用するシステムとなっている。“燃料電池発電ユニット”内で灯油と水を反応させて水素を抽出。燃料電池スタック内で外気から抽出した酸素と反応させ、電気を取り出す。また燃料電池スタックで発生した熱は、ユニット内の排熱回収装置で温水を作るのに利用される。電気と熱を発生する2段構えのシステムにより、総合エネルギー効率は81%(発電効率35%、排熱回収効率46%)にもなり、同社ではCO2排出量を30~40%削減できるとしている。発電出力は950Wで、一般家庭の電気使用量の約6割をまかなえるという』
化石燃料を利用にしてるという意味では石油消費の削減に大きく貢献するものではないけど、こういった取り組みは大事だね。研究を進めていけば、もしかしたら植物油でも発電できるようになるかもしれないからね。そうなったらかなりエコだと思う。
そういや大昔にニュースで「天ぷら油や廃油でも動くエンジン」ってのを見た覚えがあるな。
あれはどうなったんだろう?
元に戻って。
で、気になったのは、年間で6万円程度のコスト削減になるといいつつ、システム利用の年間メンテナンス契約費用が6万円って部分。費用の高さから想像するに、まだまだ触媒とかもろもろで頻繁なメンテナンスが必要なんだろうね。
灯油タンクも別料金みたいだし、この料金じゃ環境にはよくても使ってる人の得にならない(=普及が遅い)ような。。。