サルにもわかるRSA暗号
『この読み物は、現代暗号を RSA 暗号を中心に分かりやすく解説したものです。詳しい話は実際に本文を読んでもらうとして、現在までの知識と、ここまでの説明をもって興味が湧いた方は是非お読みになってみてください。読者対象は中高生、および純文系の大学生、そして専門書では RSA 暗号を理解できなかった理系の大学生です。決して専門書で理解できる方や、既に理解している方のための読み物ではありません。そのような方は 新しい世界 に旅立つことをお勧めします』
いま自分が知りたいのはRSAじゃなくてTripleDESなんだけど、いろいろ検索してる途中で非常に解りやすい説明に感心したのでブックマーク。
本当に理解できてる人ってのは、これくらいわかりやすい文章にまで説明を落とし込むことができる。
例えば大学なんかで論文を書いてみれば/書いた事がある人なら分かるだろうけど、文字だけで他人に説明しきるのって、かなり難しい。自分も、研究室では毎日教授に叱られてた。
「分かってない奴ほど難しい言葉を使って知ったかぶりやいい格好をしたがるんだ」
「難しく書くのが論文じゃない。論文は誰が読んでも理解できるよう解りやすく書きなさい。できれば自分の母親を納得させるぐらいの解りやすさがほしい。そのためには猛勉強が必要だ」
みたいな。
ずっと大切にしてる言葉。まだまだ勉強が足りないけど。。。
自分の「論」を通すには、まず赤の他人が読む気になってくれて、しかもスラスラと理解できる説明じゃないと、そもそも論文を目にしてさえもらえない。あと、目を向けてもらうって意味ではタイトルも重要。卒論のタイトルだけで何度も指摘と直しを繰り返してた。
理解し難い論文は、学会で発表してても途中でいろんな方向から嫌がらせの野次や揚げ足取り的な質問が飛んでくるらしい。学生の卒論発表の場でさえ、そういうことを教えてもらわずに毎日研究室でゲームばかりしてた学生なんか、質問攻めに遭ったり「勉強が足りん。お前なんか卒業させんぞ!」とか言われて泣き出す人とかいた。
この説明の筆者も頑張って勉強したんだろうね。
すばらしい。そして猛勉強の成果をこうやって無償で公開して貰えることが、とても有り難い。
あと、教授からはこんな言葉も頂いた。
「他人が一生懸命勉強したことを教えてもらう時は、プライドを捨てて敬意を持って訊きなさい。後輩だからってタメ口で訊く奴があるか馬鹿者!君は次から土下座して質問しなさい!」
実際、床に土下座してお願いして、後輩に御教授頂いてました(自分は留年組)。
いい経験になったというか、曲がった根性をたたき直された(直ったのかな。。。)1年でしたね^^