西日本新聞 @goo - 「防犯コント」笑って学んで 元警官宮田さん講師、体験基に台本
『「この護身術は夫婦げんかにも使えます」。真剣な表情だった聴衆が、一斉に笑いだした。福岡市が本年度から行っている防犯出前講座で講師を務める市嘱託員の宮田健二さん(61)は、自作コントで会場を沸かせる人気者。警察官時代に培った話術を生かし、楽しく学べる“お笑い防犯講座”を各地で披露している。
講演を始めたのは、福岡南署に勤務していた一九九四年。生活安全課で地域住民の自衛力を高めるための防犯指導を担当した。だが、防犯といえば堅苦しいイメージが付きまとう。「面白くなければ高齢者は聞いてくれない」と福岡大学(福岡市城南区)の落語研究グループに依頼し、犯罪手口をコントに仕立ててもらった。
最初は学生に演じてもらったが、講演が増えてこなしきれなくなり、「自分でやるしかない」と決意。過去の体験を基に、“台本”として、犯罪者心理などをまとめた「どろぼうと刑事(デカ)のひとり言」を書き上げた。笑いのコツは落語や漫談から学び、どこで笑いをとるかを記した“ネタ帳”も作った。
「緊張した」という初講座。特にボケとツッコミの間合いに苦労した。だがそれも、回数を重ね、聴衆の笑いが大きくなるにつれ、確かな自信へと変わった』
おおw
こーいう地道で前向きな努力が実って新聞に載るまでになるってのはいいことだね^^
「どうせ聞いてくれない」じゃなくて、聞いてもらう為にできる努力を惜しまない姿勢がいい。
出前講座は福岡近郊に限られるのかもしれないけど、一応引用しときますw
『防犯出前講座の条件は原則として(1)十人以上の市民が参加(2)住民側が会場を用意―の二点。平日午前九時―午後五時の間で申し込む。土日、夜間については要相談。市勤労・生活安全課=092(711)4054』